ザ・ライフ・オブ・ワタシ

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Melodifestivalen 2022について

 こんばんは。ご無沙汰しております、ワタシです。2022年も3週間ほどが過ぎ、街は次々と節分、バレンタインなど2月に向けた準備が始まっています。

  2月をもうすぐ迎えるということはつまり、今年もMelodifestivalenの季節がやってきたということです。

(※楽曲へのリンクは基本的にはYouTube動画へのリンクになっています。公式動画が見つからない場合などは、Spotifyへのリンクを貼っています。)

昨年のおさらい

 毎年2月第1週から3月第2週にかけて行われるスウェーデン最大の音楽大会、Melodifestivalen 。ヨーロッパ最大の音楽大会であるEurovision Song Contestのスウェーデン国内予選として毎年開催されており、なんとスウェーデン国内で最高年間視聴率を誇る番組でもあります。Eurovisionは各国で予選大会が開かれるのですが、Melfestの愛称でも親しまれているこの大会は、なぜかとりわけ人気が高く、(私含め)世界中にファンがいるそう*1。それもそのはず、仰々しいパフォーマンス(DIVA…)、圧倒的な歌唱力、二番煎じ感の漂う演出、独自の文脈、そして投票により優勝者が決まるゲーム性…とハマったら抜け出せない要素がたっぷり。昨年も、Melodifestivalenについては、3回に渡る長文記事でもご紹介し(友人らからは引かれまし)た。

 昨年の『Melodifestivalen 2021』で優勝を飾ったのはTusse君。エントリー曲「Voices」Eurovisionに臨みました。声帯手術や人種差別的なコメントなど困難に見舞われた彼。手術の影響もあったのか、本選では18位とスウェーデンにとっては8年ぶりに低い順位を記録してしまいました*2*3

 コンゴ共和国にルーツを持ち、難民としてスウェーデンに移り住み、見事Melodifestivalen優勝を果たした彼のサクセスストーリーについてはMelodifestivalenの放送局であるSVTが「Tusse: Utan min röst」というドキュメンタリーも制作し、のちにBBCでも特集が組まれました*4。Eurovision出場後はしばらくリリースが途絶えていましたが、昨年後半になり「Grow」と「this is our christmas song」をリリース。両方とも素晴らしいポップソングになっているので、是非一度お聴きください。

 その他、昨年のMelodifestivalen関連のニュースで言えば、決勝戦で5位に終わったClara Klingenström「Behöver inte dig idag」や同10位のAlvaro Estrella「Bailá Bailá」が大会終了後に商業的な成功を記録*5。また、『Melodifestivalen 2020』で優勝したものの、『Eurovision Song Contest 2020』が新型コロナウイルスの影響で開催中止になり、満を持して出場した『Melodifestivalen 2021』では3位の結果で終わったThe Mamasは、過去の楽曲「Let It Be」があの『American Idol』の挿入歌として使用されました*6。彼女たちは各メンバーのソロ楽曲をシングルとしてリリースしたのち、昨年末EP『Won’t Let The Sun Go Down』を発表。そして、惜しくもTusseに続き2位で大会を終えたEric Saade(私がMelodifestivalenにハマるきっかけとなった歌手でもあります)は、出場曲「Every Minute」を皮切りにエレクトロ~R&Bの要素を取り入れた楽曲をリリース。6枚目のアルバムに向けた新章を開始させています。

 そして、昨年のヨーロッパ本選である『Eurovision Song Contest 2021』で優勝したのは、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのMåneskin。出場曲「Zitti e buoni」がヨーロッパ圏でヒット。イタリア語楽曲として30年ぶりに全英トップ20を記録したのを皮切りに、「I Wanna Be Your Slave」や「Beggin'」など過去の楽曲も、TikTokなどの力も手伝って世界中で大ヒット。Eurovisionを足掛かりにここまで世界的に成功を収めたのは1988年優勝のCeline Dion以来なのではないでしょうか。彼らは新曲「Mammamia」を昨年10月にリリースしました。

Melodifestivalen 2022 出場アーティスト

 ここまで簡単に(?)前年までのMelodifestivalen及びEurovisionを振り返りましたが、ここからは『Melodifestivalen 2022』のお話を。冒頭で紹介したWiwibloggsの記事にもある通り、昨年11月26日に出場アーティストの第1弾として28組中14組が発表され、同年12月1日には第2弾として残りの14組が発表されました。ここからは彼らの経歴などについて長々と書いていけたらと思います。

 が、まずここで、来年のMelodifestivalenの総合司会についてご紹介。ちなみに昨年の総合司会は、2002年以降プロデューサーとして長らくMelodifestivalenを支えてきたChrister Björkmanが担当。彼は昨年をもってプロデューサーの地位を退くことを発表しており、昨年大会は彼の最後の晴れ舞台であったということもハイライトの一つでした。もはや「King of Melodifestivalen」、皆に愛されるBjörkman先生。


 そんな彼からバトンを受け取り、『Melodifestivalen 2022』の総合司会を担当するのはOscar Zia。過去にMelodifestivalenに歌手として出場した経験を持つことや、ゲイをカミングアウトしていることはBjörkmanとも一致しています(ちなみに彼の2016年のエントリー曲「Human」は私の好きなMelodifestivalenパフォーマンスでも5本の指に入ります)*7。そんなZia、昨年大会では、同じく過去にMelodifestivalenに出場した歌手・ラッパーのAnis Don Deminaと共に第2予選のゲスト司会者を務め、大いに場を盛り上げました*8

 また、Melodifestivalenと言えば例年、スウェーデン国内の各都市を予選で周り、ストックホルムで決勝戦を迎えるのがお決まりなのですが、2021年大会に引き続き、今年もオミクロン株の蔓延の影響などで、予選~決勝にかけて、ストックホルムの同一会場で行われる予定。有観客になるかどうかはまだ審議中ということで、コロナウイルス感染症の状況を見てギリギリの判断になるようです*9

 それでは、ここでようやく出場者たちのご紹介を。出演順でいきます。

Semi-final 1(2022年2月5日)

Malou Prytz「Bananas」(3)

 今年のMelodifestivalenのトップバッターを務めるのは3回目の出場となるMalou Prytz。なんと初登場を飾った『Melodifestivalen 2019』当時は15歳、今回の大会出場時点でまだ18歳という若さ。

 『Melodifestivalen 2020』では惜しくも予選敗退となってしまった「Ballerina」ですが、個人的にはこの年のベスト5に入るお気に入りのパフォーマンス。これまで出場した2大会ともに圧巻のパフォーマンスだったのはもちろん、演出も手の込んだものだったので、今回の「Bananas」ではどんな演出を見せてくれるのか楽しみです。

 なんと今年のエントリー曲「Bananas」のソングライター陣には、ヒットメーカーのJimmy Thörnfeldtのほか、『Melodifestivalen 2014』に「Busy Doin' Nothin'」(𝘿𝙞𝙫𝙖…)で出場したAce Wilderも名を連ねています。Ace Wilderの同曲は、惜しくもSanna Nielsen「Undo」に阻まれ2位に終わってしまいましたが(Oscar Zia「Human」と並ぶ"robbed"なモーメント)、セールス面では「Undo」以上の大成功を記録、2014年の年間チャートでは14位を記録するなど、未だにMelodifestivalenファンにとっては印象深いパフォーマンスとなりました。その後、2016年2017年のMelodifestivalenにも出場していましたが、その後は目立った活動が見られませんでした。MalouもAceもがんばれ~。

Theoz「Som du vill」(初)

 今年のHot Guys枠の一人で、スウェーデン国内ではインフルエンサーとして人気を誇るTheozはなんと2005年生まれの16歳。ティーンポップから大人のポップスへと階段を上る途上の彼、どんな楽曲を繰り出してくるのでしょうか。

 ソングライター陣もかなり豪華で、『Melodifestivalen 2017』出場者でもあるAxel Schylströmに加え、メタルバンドAmarantheのボーカルであり『Melodifestivalen 2015』にも出場したElize Ryd、倖田來未*10Celine Dion*11の他、多くのMelodifestivalen関連楽曲*12を手掛けるTobias Lundgren&Tim Larssonのタッグなどが参加しています。

Shirley Clamp「Let There Be Angels」(7)

 Melodifestivalenファンなら知らない人はいない、もはや泣く子も黙るShirley Clampが、2014年大会以来8年ぶりとなる久々の登場*132003年2004年2005年2009年、2011年、2014年と過去に6回の出場経験を持ち、まさにMelodifestivalenを知り尽くした彼女。『Melodifestivalen 2011』には「Shirley’s Angels」という聞き覚えのあるユニット名で出場、惜しくも敗者復活戦で敗退してしまいました。

 今回のエントリー楽曲は「Let There Be Angels」。Yoshiki featuring Sarah Brightmanが披露しそうなタイトルですが、制作陣には昨年のOur Favoritesの一つTess Merkel「Good Life」を作曲したMats Tärnforsや、Steps*14Westlife*15Carrie Underwood*16など世界的アーティストの楽曲も手掛けるPelle Nylénらが脇を固めています。

Omar Rudberg「Moving Like That」(3)

 Felix Sandmanらを輩出したボーイバンドFO&Oのメンバーとして『Melodifestivalen 2017』に初出場し、昨年にはNetflixシリーズ『ヤング・ロイヤルズ』(Young Royals)で世界的な名声を手にしたOmar Rudbergが、2019年大会以来、満を持しての出場。ベネズエラにもルーツを持つ彼、スペイン語楽曲も多くリリースしていますが、今回はソロオリジナル楽曲としては初となる英語曲で挑戦します。


 制作は所属レーベルであるTEN Music Groupの面々がサポート。前回は惜しくも予選敗退となってしまいましたが(かなり不満でしたが)、今回はどこまで票を伸ばせるか。と言いつつ、個人的にMalou Prytzを応援しているので、Malou、Theoz、Omarの間で若年層の票が分散してしまうのは痛い気もします。

Danne Stråhed「Hallabaloo」(初)

 今回がMelodifestivalen初登場となるDanne Stråhedですが、実はなんと御年65歳の大御所。ソロ活動の傍ら、The ChinoxやWizexといったバンドのメンバーとして、1970年代から活動してきた彼。今回はどういった楽曲で勝負してくるのでしょうか。

 
 ソングライター陣には、Danne自身のほか、『Melodifestivalen 2016』で優勝したFrans「If I Were Sorry」などを手掛けるFredrik Anderssonと、スウェーデンのスーパーグループE.M.D.*17による2009年出場曲「Baby Goodbye」などを手掛けるErik Stenhammarの名前も。案外正統派ポップスで来るのか?とワクワクさせてくれる存在です。

Cornelia Jakobs「Hold Me Closer」(3)

 スウェーデンの人気メタルバンドThe Poodlesの元メンバーJakob Samuelの娘でもあるCornelia Jakobs。ガールズグループLove Generation(その後Stockholm Syndromeに改名、解散)のメンバーとして『Melodifestivalen 2011』『Melodifestivalen 2012』に出場した経験があるものの、いずれも決勝戦進出はならず。ソロとしては初出場である今回の『Melodifestivalen 2022』で雪辱を果たし、見事決勝戦出場できるのか見所です。ちなみに父親の所属していたThe Poodles2006年2008年にMelodifestivalenに出場経験あり。

 現在はLove Generation時代からは想像もつかない驚きのイメージチェンジを果たしている彼女ですが、今回はどのような楽曲でカムバックするのかも注目。ちなみに今回の出場曲のソングライターには、自身もシンガーとして活動し、Steps*18、Medina*19のほか、Lisa Ajaxの『Melodifestivalen 2019』出場曲「Torn」などを担当したIsa Molinなどが名を連ねています。

Robin Bengtsson「Innocent Love」(4)

 優勝経験があるアーティストでも再び戻ってくるのがMelodifestivalen。2016年に初出場後、『Melodifestivalen 2017』に「I Can’t Go On」で出場し見事優勝、続くEurovisionでも5位の好成績を収めたRobin Bengtssonですが、2020年大会を経て今年も4度目の出場を叶えました。個人的にSemi-final 1から驚きの大混戦の『Melodifestivalen 2022』。どうなってしまうのでしょうか。

 ソングライターに名を連ねるVictor Croneはなんと『Melodifestivalen 2020』でRobinと共に優勝を争った人物。そのほか、2018年に「Dancing in the Moonlight」が欧州を中心に大ヒットしたJubëlの二人と、スウェーデンの大スターDarin*20やClara Klingenström*21の他、Melodifestivalen常連のAnna Bergendahl*22やLoreen*23、Sanna Nielsen*24などの楽曲を手掛けたDavid Lindgren Zachariasなど本気のラインナップ。

Semi-final 2(2022年2月12日)

LIAMOO「Bluffin'」(3)

 過去の入賞者がMelodifestivalenに出場することも多い、スウェーデン版『American Idol』の『Swedish Idol』。Semi-final 2のHot Guy枠、LIAMOOもその中の一人で、『Idol 2016』で優勝を飾った人物。2018年、2019年とMelodifestivalenにも出場しており、なんと2回連続でファイナル進出を決めました。特にHanna Ferm*25とのデュエットとして出場した『Melodifestivalen 2019』では、決勝3位の好成績を残した彼。

 実はこの曲、制作陣にはこの『Melodifestivalen 2022』にアーティストとしてもエントリーしているMedinaの2人が参加。ヒップホップデュオの2人が手掛けているだけあり、得意なラップも披露するかも。

 そのほかのソングライターには、昨年の『Eurovision Song Contest 2021』においてスウェーデン*26キプロス*27サンマリノ*28のエントリー楽曲を手掛けたほか、Eric Saade*29やEmil Assergård*30、Helena Paparizou*31Mohombi*32といったMelodifestivalenファンお馴染みのメンバーから、Nicki Minaj*33Enrique Iglesias*34、Pitbull*35Kelly Rowland*36Jennifer Lopez*37といった世界規格のスター、そしてBIG BANG*38まで多くの楽曲を手掛けるJimmy Thörnfeldtと、『Melodifestivalen 2020』でThe Mamasと優勝を争ったDotter「Bulletproof」やEXOのメンバーCHANYEOLによるソロ楽曲「Tomorrow」などを手掛けたDino Medanhodzicが名を連ねています。まさに向かうところ敵なしの布陣で挑むLIAMOO、要注目アクトの1人です。

Niello & Lisa Ajax「Tror du att jag bryr mig」(初/4)

 LIAMOOと同じく『Swedish Idol』出身で、2016年2017年2019年と3回もの出場経験を誇るLisa Ajaxと、こちらはMelodifestivalen初出場となるラッパーNielloが共演。

 Lisa Ajaxは『Idol 2014』で優勝したことから一躍人気シンガーに登り詰めたシンガーで、3回出場したMelodifestivalenすべてで決勝まで勝ち進んだ実力者。なんと同じ予選に『Swedish Idol』優勝者が2人揃うという大混戦状態に。Nielloは2013年にリリースした「Legenden (featuring Phantomen)」が国内チャート3位の大ヒット作となったことで知られています。

 そんな彼らの共演は初めてではなく、昨年「Ingen annan」という楽曲をリリース済み。息の合ったパフォーマンスに期待です。


 3回のMelodifestivalen出場経験を誇るLisa Ajaxですが、スウェーデン語楽曲で出場するのはこれが初めて。果たしてこれがどう働くかも注目です。

Samira Manners「I Want to Be Loved」(初)

 「愛されたいの」というなんとも切実なタイトルの楽曲でMelodifestivalenに初出場を果たすSamira Mannersは、2020年にデビューしたばかりのニューカマー。一見するとMelodifestivalenとは縁遠そうなインディーポップを得意とする彼女ですが、昨年大会で予想外の好成績を残し、大会後もエントリー楽曲をヒットさせたClara Klingenströmの前例がある今、こういったアコースティックな楽曲がどんな結果を残すのか分からなくなってきました。

 Danne Stråhedのエントリー楽曲も手掛けるFredrik AnderssonとSamiraの共作となる今回のエントリー楽曲。前述の通り、過去にFrans「If I Were Sorry」で『Eurovision Song Contest 2016』も経験した彼とタッグを組み、初のMelodifestivalenに臨みます。

Alvaro Estrella「Suave」(4)

 2020年、2021年に引き続き3年連続での出場となるAlvaro Estrella*39。彼とMelodifestivalenの縁は、彼がDanny Saucedo「Amazing」のバックダンサーを務めた2012年まで遡ります。翌々年の2014年には「Bedroom」でMelodifestivalenに初出場しましたが、惜しくも予選落ち。満を持して6年ぶりの出場となった2020年大会では、Mendezの「Vamos Amigos」で、客演ながら見事自身初の決勝進出を果たします。その後、2021年には「Bailá Bailá」で出場し、単独名義では初の決勝進出となりました。決勝では12組中10位とあまり成績が振るいませんでしたが、その後、この楽曲はスウェーデン国内チャートで8位を記録しゴールド認定を受けるなどのヒットとなりました。

 チリにルーツを持つ彼は、「Vamos Amigos」や「Bailá Bailá」と言った曲名からも分かる通り、ラテンやトロピカル・ポップが得意分野。コロナ禍真っただ中で開催された『Melodifestivalen 2021』でもゴキゲンなトロピカル・ポップを披露し、視聴者を元気づけましたが、2022年の出場曲「Suave」がどんな曲になるのか今から楽しみです。

Browsing Collection「Face in the Crowd」(初)

 こちらも初登場のBrowsing Collection。パンクロック~メタルのジャンルを得意とする4人組バンドです。昨年はLillasysterMustaschなど、ほぼ毎年メタル要素を含むロックバンドが出場するMelodifestivalen。案外、メタルやパンクと言った音楽はポップスのメロディーの強さと親和性があるのかもしれません(2006年Eurovision優勝者Lordiなどは未だに高い人気を誇ります)。既に韓国でのツアー経験もあるという彼ら、アジア全域に人気が広がる日も近いかも。


 2011年のEurovisionで優勝を飾ったアゼルバイジャン代表、Ell & Nikkiの「Running Scared」をはじめ、数々のEurovision関連楽曲を手掛けるSandra Bjurmanと、Agnes*40などの楽曲を手掛ける傍ら、自身もアーティストとしてアルバムリリース経験のあるJimmy Wahlsteenをソングライターとして起用。なんと彼は坂本真綾幸せについて私が知っている5つの方法」でギターを担当しているそう(!)。

John Lundvik「Änglavakt」(3)

 Robin Bengtssonに続いて、こちらもMelodifestivalen優勝経験者であるJohn Lundvikが登場。既にEurovisionの地を踏んだにも関わらず、再びMelodifestivalenに出場する太々しさ!Melodifestivalenでは毎年数組こういったアーティストが出場するのがある意味お決まりとなっている気がします。

 元々は短距離走者として活躍していたという異例のキャリアの持ち主であるJohn Lundvik。『Melodifestivalen 2018』に出場したのち、翌年の『Melodifestivalen 2019』に「Too Late for Love」で出場、見事に優勝を果たし、その後の『Eurovision Song Contest 2019』では5位を記録。派手な演出抜きで歌唱力で勝負した結果の好成績でした。

 多くのMelodifestivalenエントリー楽曲を手掛け*41、日本でもテゴマス「七夕祭り」をはじめ数々のジャニーズ関連楽曲や、Nissy「The Days」、Lead「Still」などの楽曲を担当してきたAnderz Wrethovなどが制作を担当。『Eurovision Song Contest 2020』にデンマーク代表として出場予定だったものの、新型コロナウイルス感染症の影響で大会自体が惜しくも中止となってしまったBen & Tanのメンバー、Benjamin Rosenbohmの名も。

Tone Sekelius「My Way」(初)

 私が今回、Malou Prytzと共にかなり力を入れて推しているのがこのTone Sekelius(2組とも強力な対戦相手がいるのが不安材料ですが…)。彼女が今回出場したことに寄り、60年以上の歴史を誇るMelodifestivalenの歴史の中で、初めてトランスジェンダーのアーティストが出場することとなりました*42

 YouTuberとしての活動が主であり、登録者数は日本の10分の1ほどの人口のスウェーデンにおいて30万人超。2022年1月現在で、スウェーデン国内で28番目に登録者数が多いYouTuberとして人気を博しています*43

 歌手活動も以前よりしており、上の動画は「Stockholm Pride 2017」でパフォーマンスしたときのもの。『Melodifestivalen 2021』ではオープンリー・ゲイのアーティストであるPatrik Jeanが非常にクィアなパフォーマンスを行いましたが、今回のTone Sekeliusのパフォーマンスはどんなものになるのか、そしてMelodifestivalenがこれからも世界中のクィア・コミュニティーにとって毎年の楽しみであり続けることに期待しています。

Semi-final 3(2022年2月19日)

Cazzi Opeia「I Can't Get Enough」(初)

 Semi-final 3の初めを飾るのは、主にダンスミュージック系の歌手として活動してきたCazzi Opeia。近年はK-Popのソングライターとして大成功を収めています。

 今まで手掛けてきたアーティストは大物揃いで、BTS*44やTWICE*45、Red Velvet*46、ENHYPEN*47、TOMORROW X TOGETHER*48、Stray Kids*49、ITZY*50NCT Dream*51、WayV*52、LOONA*53等々、誰もが知るアーティストばかり。


 ソングライター陣にはCazzi Opeia本人のほか、一昨年昨年とMelodifestivalenに出場したPaul Reyのほか、ダンスミュージックデュオRebootsとして活躍するJakob Redtzerの名前も。RedtzerはHanna Ferm*54の楽曲のほか、Lillasysterによる『Melodifestivalen 2021』出場曲「Pretender」も担当しています。K-Popアーティストへの楽曲提供を経ての久々の本人名義の楽曲、非常に気になります。

 また、彼女については私が友人のソータと行っているPodcast『カツヤとソータのConfessions on a Podcast』でも触れているので、お時間がありましたら是非こちらもチェックをお願いします。

Lancelot「Lyckligt slut」(初)

 Semi-final 3のHot Guy枠は彼で決まり。サッカー選手の父Magnus Hedmanとモデルであり、歌手としても活動経験のある母Magdalena Graafの間に生まれた彼は、2019年にデュオLance & Lintonのメンバーとして音楽活動を開始。ダンスミュージックを基調としたティーンポップソングが売りの彼らは「Sunshine」や「Best Time’s Right Now」などのヒット曲で知られています。2021年からはソロ活動を開始、アコースティックなスウェーデン語楽曲にジャンルをシフトチェンジしました。

 なんだかドキッとするタイトルですが、これは日本語で「ハッピーエンディング」という意味だそう。『Melodifestivalen 2021』エントリー楽曲のKlara Hammarström「Beat Of Broken Hearts」の他、Anna Bergendahl「Home」、WestlifeDo You Ever Think Of Me」、Loreen「Sötvattentårar」など多くの楽曲を手掛けるNiklas Carson MattssonがLancelotと共作した今作。どんな楽曲に仕上がっているのか注目です。

Lisa Miskovsky「Best to Come」(2)

 2012年大会以来、10年ぶりにMelodifestivalenの舞台にカムバックするのLisa Miskovsky。ポップパンク調の「Driving One of Your Cars」で2001年にデビューして以来、ポップロック歌手として人気を博してきました。世界的にはアクションゲーム『ミラーズエッジ』のテーマソング「Still Alive」を担当したことで知られ、この楽曲はイギリスやアメリカのチャートにもランクインするなど、自身の代表曲となりました。

 そんな彼女がClara Klingenströmによるロック回帰の波を受けてか、Melodifestivalenにカムバック。『Melodifestivalen 2012』で披露した「Why Start A Fire」の神秘的なパフォーマンスは個人的にもかなり好きなMelodifestivalen楽曲の一つ(いかにも北欧っぽくて気に入られる方も多いのではと勝手に予想)。


 今回のエントリー楽曲「Best to Come」は、Robin Bengtssonの出場曲も手掛けるDavid Lindgren Zachariasとの共作。彼は先述の通りClara Klingenström「Behöver Inte Dig Idag」を手掛けており、前年の影響が色濃く見られます。

Tribe Friday「Shut Me Up」(初)

 しゃがれ声にゴシック系のメイク、かなり見覚えのあるスタイルですが、一旦そちらは無視して紹介に移ります。

 昨年のEurovision優勝者であり、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのMåneskinほどのハードさはなく、むしろ耳障りのよいエモ、ダンスポップなどの要素を湛えた楽曲を得意とする彼ら。Spotifyの公式プレイリストを見ると、メンバーそれぞれが違った趣向の音楽を好んでいる様子。どことなく飛び道具的な立ち位置なのは否定できませんが、ジャンルの垣根を飛び越えた楽曲を作り出す彼らがどんな楽曲で私たちをタイトル通り黙らせてくれるのでしょうか。

Faith Kakembo「Freedom」(2)

 「いい曲なんだけど、Melodifestivalenに出すには弱すぎる!」な楽曲「Crying Rivers」で『Melodifestivalen 2020』に出場し、惜しくも予選敗退となったFaith Kakemboが、満を持してカムバック。Semi-final 3ではCazzi Opeia、Lisa Miskovsky、そしてFaith Kakemboの3組をプッシュしていきたい所存です。

 麻酔専門看護師でもあるという彼女なので、元々ヒーリング音楽的な楽曲を好む傾向があるのかもしれませんが(関係ある?)、今回のタイトルは「Freedom」。壮大なバラードも、アッパーチューンもあり得るタイトルです。

 前回はJörgen ElofssonやLiz Rodriguesといった世界を股にかけて活躍するソングライターに楽曲提供を受けた彼女ですが、今回はAnderz WrethovやPalle Hammarlund*55、Laurell Barker*56といったMelodifestivalenを知り尽くした強力な3人組がバックアップ。

Linda Bengtzing「Fyrfaldigt hurra!」(8)

 Shirley Clamp超え、8回目の出場となるLinda Bengtzing(ここまで来たら10回の大台を目指してほしい)。ミュージカル女優としても活動する彼女の『Melodifestivalen 2020』以来のエントリー楽曲「Fyrfaldigt hurra!」のソングライター陣には、なんとスウェーデン国内で今最も注目されている新人と言っても過言ではないMyra Granbergが名を連ねています。同じく制作を担当するThomas G:sonは「King of Melodifestivalen」なソングライターで、Melodifestivalen優勝曲を過去に3曲*57も手掛けている人物。

(↑とにかくエネルギーが凄い2020年のパフォーマンス)

Anders Bagge「Bigger Than the Universe」(初)

 今回もLIAMOOやLisa Ajaxなどの出身者が出場しているオーディション番組『Swedish Idol』。その審査員を長らく務めていることでも知られているのがこのAnders Baggeです。

 長らくソングライターとして活動してきたBagge。Madonna*58Celine Dion*59Janet Jackson*60、Robyn*61Jennifer Lopez*62など錚々たるメンバーの楽曲を手掛けています。なんとその中には日本人アーティストも含まれ、倖田來未*63、AI*64、DOUBLE*65露崎春女*66谷村奈南*67など、2000年代のJ-R&Bアーティストたちを裏で支えてきました。Eurovision関連の提供アーティストでは、Melodifestivalen常連のCarola*68やMåns Zelmerlöw*69などの楽曲を手掛けてきたほか、2010年2012年にはアゼルバイジャンのエントリー楽曲を手掛けるなど、Eurovisionとは既に長い縁があり、今回満を持しての初出場となります。

 

  『Swedish Idol』の出演により既にお茶の間では知られた存在であるBagge。彼がシンガーとしても注目を集めたのが、2021年3月に放送された『Masked Singer Sverige』。それまで歌唱力を披露することの少なかったBaggeのパフォーマンスは大いに評価され、4位の好成績で番組を終えました。初出場ながら既に国内では抜群の知名度を誇る存在として、視聴者投票でどれだけの票を獲得するのかも注目です。

Semi-final 4(2022年2月26日)

Anna Bergendahl「Higher Power」(4)

 Melodifestivalenファンはもちろんのこと、Eurovisionファンにとってもお馴染みの存在であるAnna Bergendahl。『Eurovision Song Contest 2010』にスウェーデン代表として「This Is My Life」で出場しますが、なんとEurovisionの長い歴史の中で、スウェーデン代表として初めて決勝進出を逃すという不名誉な結果に終わってしまったのでした*70

 その後、2019年大会に「Ashes to Ashes」でMelodifestivalenへカムバックし、「Kingdom Comes」で出場した翌年大会では、The MamasとDotterの接戦により存在感は薄れてしまったものの、3位の好成績を記録しました。

 前回から2年ぶりとなる出場。タイトルから既に「高まり」を感じ得ずにはいられません。出場も4度目になり既にMelodifestivalenの常連となりつつある彼女、今回の出場で存在感を示し、CarolaやCharlotte Perrelli、Jessica Anderssonなどに続く「Melodifestivalen名物DIVA」の仲間入りを果たせるかも見所ですね。

Lillasyster「Till Our Days Are Over」(2)

 Rihanna「Umbrella」のカバーで一躍有名となったハードロックバンドという謎の経歴を持つLillasyster。初出場となった『Melodifestivalen 2021』から2年連続の出場となりました。

 昨年大会出場時、失礼にも「ハードロック枠か…」と個人的にはあまり期待していなかったアクトだったのですが、哀しげな雰囲気から一気にハードな展開に移行するところ、照明や炎を効果的に用いた演出、そして1番と2番で一気に様変わりするコーラスなどなど、バンドの狙い通りのポイントに見事やられてしまったのでした。


 現在はニューアルバムに向けてシングルも2枚発表している彼ら。2曲とも激しいハードロック楽曲ですが、今回のエントリー楽曲ではどう出るのか注目です。

Malin Christin「Synd om dig」(初)

 Melodifestivalen初出場ながら、実は『Eurovision Song Contest 2021』におけるファン・フェイバリットの1曲である、マルタ代表のDestiny「Je me casse」のソングライターとしてEurovisionを経験しているMalin Christin。アーティストとしても、今回Linda Bengtzingに楽曲提供している人気シンガーMyra Granbergや『Swedish Idol』出身のWilliam Segerdahlらと共演しています。

 昨年10月には初となるEP作品『Kär i kärleken』を発表。R&Bの要素も取り入れた、少しダークなポップソングが並ぶ良作です。英訳すると「Sorry for you」となる今回の楽曲はいったいどんな楽曲に仕上がっているのでしょうか。

Tenori「La Stella」(初)

 世界的な知名度を誇るIl Voloから、あのGreta Thunbergの母親としても知られるMalena Ernmanまで、数々のポップオペラソングが披露されてきたEurovision。

 今回の『Melodifestivalen 2022』に初出場するのは、イギリス人テノール歌手Alexander Groveとスウェーデンテノール歌手Kalle Leanderがタッグを組んだTenori。

 そんな二人をバックアップするのが強力なソングライターたち。多くのMelodifestivalenエントリー楽曲を手がけ、Eurovisionも5回*71経験しているBobby Ljunggrenに加え、多くの国内No.1楽曲を手掛けてきた大御所Dan Sundquist、90年代から現在までMelodifestivalen関連楽曲*72などを多く手掛けるMarcos Ubeda、そしてティーンポップからバラードまで幅広い音楽を手がけ、Melodifestivalen出場曲*73も担当した経験を持つKristian Lagerströmなど、新旧のトップソングライターたちが彼らを支えます。

Medina「In i dimman」(初

 LIAMOOのエントリー曲も手掛けるヒップホップデュオのMedina。アーティストとしてもソングライターとしても、Eurovision出場のチャンスが2回あるアクトになります。

 1曲のダブルプラチナムソングと1曲のゴールドソングを持つ人気者である2人。メンバーのSam-Eは、昨年大会『Melodifestivalen 2021』にSAMIとして、WAHLのエントリー楽曲「90-talet」に客演参加した経験も持ち、彼にとっては2年連続のMelodifestivalen出場となります。「90-talet」は予選敗退とはなったものの、親しみやすいメロディーで国内チャートで13位のスマッシュヒットとなりました。

Angelino「The End」(初

 今回一番のダークホースと言っても過言ではない、このAngelino。今年4月にデビューEP『Livingroom Sessions』をリリースしたばかりの新人ですが、「Cooler Than Me」のヒットで知られるリトアニア人DJ、Lucky Lukeの楽曲「With Or Without Me」にも客演として参加するなど、徐々に活動を拡げている模様。


 そんなまだまだ未知数な彼をバックアップするのが強力なソングライター陣。中でも、特にMelanie WehbeとThomas Stengaardは、MelodifestivalenやEurovisionでも大きな功績を上げている二人。Wehbeは『Melodifestivalen 2021』に出場したPatrik Jeanとの親交が深く、彼の出場曲「Tears Run Dry」を手掛けたのはもちろんのこと、2020年大会で優勝を勝ち取ったThe Mamasの「Move」などのMelodifestivalen関連楽曲を手掛けています(そのほか、あのStepsの楽曲「Victorious」も担当!*74)。そしてStengaardは、なんと『Eurovision Song Contest 2013』で優勝を果たしたEmmelie de Forestの「Only Teardrops」を手掛けたほか、『Eurovision Song Contest 2021』で好成績を残したSenhitの「Adrenalina」とElena Tsagrinouの「El Diablo」のソングライターとしてクレジットされています。

 「The End」と題されたこの楽曲。どんなポップソングなのか、そしてAngeloがどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、今から待ちきれません

Klara Hammarström「Run to the Hills」(3

 「3年連続出場はできない」というMelodifestivalenの暗黙のルールを笑顔で無視しに行くDIVA、Klara Hammarströmが2020年、2021年大会に引き続き3度目の出場*75。『Familjen Hammarström』という彼女の一家を追ったリアリティ番組で一躍有名となった彼女。馬術選手としても活動していた*76経歴を持ちます。

 過去2回の出場では全く違う毛色の楽曲でエントリーした彼女でしたが、順位は大きく上げ、『Melodifestivalen 2021』では6位を記録。個人的には2020年リリースの「DNA」がお気に入り。2021年エントリー曲「Beat of Broken Hearts」で見せたトンチキ衣装と壮大な演出を以って、弱冠21歳でDIVAの片鱗を見せています。

 2022年に入って早速LIAMOOと共に「2022年北京オリンピックスウェーデン公式ソング「Guld, svett & tårar*77を手掛けるなど精力的な活動を行っている彼女。今回の出場曲「Run to the Hills」はAnderz WrethovやJimmy Thörnfeldtといったヒットメーカーを携え臨みます。]

おわりに・視聴方法など

 ということで全出場アーティスト28組を一気に紹介してまいりました。全文読んだ方はまずいらっしゃらないであろうというほどの情報量ですが、お気に入りのアーティストを見つけるため、各予選を見る前の予習として、決勝前のおさらいとして、各々色々な楽しみ方をして頂けたら幸いです。

 こちらは昨年の記事からのコピペになってしまうのですが、最後にMelodifestivalenの視聴方法(大事!)や、情報収集方法をご紹介。

 もしこの記事を読んで一緒に『Melodifestivalen 2022』を観てくださる人がいらっしゃれば嬉しく思います。各予選の日本時間は下記を参照。時差により日本時間では早朝になってしまいますが、オンデマンドでの視聴も例年は可能です。視聴はMelodifestivalenを放送するテレビ局、SVTのウェブサイトからどうぞ。

  • 第1予選:2月6日(日) - 4:00~5:30(日本時間)
  • 第2予選:2月13日(日) - 4:00~5:30(日本時間)
  • 第3予選:2月20日(日) - 4:00~5:30(日本時間)
  • 第4予選:2月27日(日) - 4:00~5:30(日本時間)
  • 敗者復活戦:3月6日(日) - 4:00~5:30(日本時間)
  • 勝戦: 3月13日(日) - 4:00~6:00(日本時間)

 どの予選にどのアーティストが出場するのかは、英語のページにはなってしまいますが、こちらで確認することができます。また、私を含めスウェーデン語がさっぱり分からない人たちのために、Melodifestivalenの情報をアップデートしてくれるSNSアカウントやサイトがいくつかあります。Twitter@Melodifestivalen (en)はその名の通り、Melodifestivalenの情報を英語でツイートしてくれる公式アカウント。そのほかにも、スカンディナヴィア半島のポップミュージック情報を主に発信するScandipopというサイトでも情報は見られますし、Eurovision全体の情報サイトとして圧倒的な情報量を誇るWiwibloggsも要チェックです。

 また、昨年収録したものにはなりますが、友人ソータとのPodcast「カツヤとソータのConfessions on a Podcast」でも約20分でMelodifestivalenについての魅力を語ってみました。もしお時間が許せば、ぜひこちらもチェックしてみてください。

 それでは、この記事があなたのMelodifestivalenライフのきっかけとなりますように!

*1:BBCSweden's Melfest: Why a national Eurovision show won global fans

*2:Wiwibloggs「“If there’s something I’m afraid of, it’s not being able to sing” — Tusse opens up about surgery in new SVT documentary

*3:ESCXTRA「Tusse and SVT respond to racist abuse following first rehearsal

*4:BBCEurovision 2021: Tusse - from child refugee to Swedish pop star

*5:「Behöver inte dig idag」は国内Sverigetopplistanチャート3位、プラチナム認定、「Bailá Bailá」は同8位、ゴールド認定

*6:Instagram・@themamas.se「So honoured to announce that our song “Let It Be” was featured on last night’s episode of American Idol!🥰🥰🥰 Congratulations to our amazing songwriters @melaniewehbe , @patrikjean and @hermangardarfve ! The power of 3x3, y’all! 🥳🥳🥳

*7:Christer Björkmanは1992年、1993年1999年と出場、「I morgon är en annan dag」で出場した1992年大会では優勝し、『Eurovision Song Contest 1992』にも出場。Oscar Ziaは2014年、2016年と出場。2013年にもBehrang Miriの客演として、The MamasのメンバーLoulou Lamotteと共に「Jalla Dansa Sawa」で出場。

*8:Anis Don Deminaは2019年2020年と出場。2018年大会にはSamir & Viktor「Shuffla」のパフォーマンスでサクソフォン奏者として登場。

*9:Twitter・@melfest_en「Dear #Melfest friends, in consideration of the new restrictions in Sweden, we are looking into our options regarding audience together with our collaborators. We will let you know as soon as a decision has been made♥

*10:You’re So Beautiful

*11:Breakaway」「Somebody Loves Somebody

*12:Yohio「Heartbreak Hotel」、Boris René「Put Your Love On Me」「Her Kiss」、Ellen Benediktson「Songbird」、Molly Pettersson Hammar「I'll Be Fine」など

*13:『Melodifestivalen 2021』にはゲスト司会の一人として登場

*14:Words Are Not Enough

*15:My Love」「Walk Away

*16:Inside Your Heaven

*17:オーディション番組『Swedish Idol』出身者のErik Segerstedt、Mattias Andréasson、Danny Saucedoによる3人組。それぞれがソロ名義でMelodifestivalenに出場した経験も持ち、特にDanny Saucedoは『Melodifestivalen 2021』にも出場。日本デビュー経験も持つ。

*18:Hold My Heart

*19:For U

*20:Ta Mig Tillbaka」「Tvillingen」「Göteborg」「Finns inga ord」「Identitetslös」など

*21:Behöver Inte Dig Idag」「Liv」「Sommarminnen

*22:Vice」「Broken Melody」「Speak Love」など

*23:Fiction Feels Good

*24:Innan du lämnar mig」「En jul med dig」「Det vänder nu

*25:2019年、2020年とMelodifestivalenに出場。スウェーデン語楽曲「För evigt」が昨年ヒットした私の推しの1人。

*26:Tusse「Voices

*27:Elena Tsagrinou「El Diablo

*28:Senhit「Adrealina (featuring Flo Rida)

*29:Every Minute

*30:Om Allting Skiter Sig

*31:Heart of Mine

*32:Say Jambo」「Lovin'」「Maraca

*33:Automatic

*34:Move To Miami (featuring Pitbull)

*35:Messin' Around (featuring Enrique Iglesias)」「Superstar (featuring Becky G)」「YAYO (with Papayo and Ky-Mani Marley」など

*36:Down for Whatever

*37:Papi」「Se Acabó el Amor (with Abraham Mateo, Yandel)」「Invading My Mind」など

*38:ガラガラ Go!!」「Tell Me Goodbye」「オラYeah!」のほかG-DRAGONソロなど多数

*39:2020年はMendezの客演として参加

*40:Top of the World

*41:Frida「Upp O Hoppa (featuring Headline)」、Behrang Miri「Jalla Dansa Sawa」、Ellen Benediktson「Insomnia」、Samir & Viktor「Bada Nakna」、David Lindgren「We Are Your Tomorrow」、Margaret「Tempo」、John Lundvik「Too Late For Love」、Tusse「Voices」など多数

*42:Aftonbladet「Tone Sekelius blir första transperson i Mello

*43:HypeAuditor「Top 1000 YouTube Channels In Sweden

*44:We Are Bulletproof : the Eternal

*45:Dancing the Night Away」「Hot」「Shot Clock」など

*46:Psycho」「Peek-A-Boo」「Pose」など

*47:Tamed-Dashed」「Given-Taken」「Blessed-Cursed

*48:LO$ER=LO♡ER」「Blue Orangeade」「Wishlist」など

*49:Secret Secret

*50:ICY」「Be in Love」「Tennis」など

*51:Diggity」「119

*52:Good Time」「Unbreakable

*53:Be Honest

*54:Outta Breath

*55:    
Dolly Style「Habibi」「Hello Hi」、MendezEveryday」「Vamos amigos (featuring Alvaro Estrella)」、MohombiWinners」、Klara Hammarström「Nobody」など

*56:Elena Tsagrinou「El Diablo」、Margaret「Tempo」、S!sters「Sister」、Alicja「Empires」、TWICE「Bring It Back」など

*57:Friends「Listen To Your Heartbeat」、Carola「Invincible」、Loreen「Euphoria

*58:Get Together

*59:Have You Ever Been In Love」「Sorry For Love」「Shadow of Love」など

*60:All Nite (Don't Stop)」「Slolove

*61:Here We Go」「Where Did Our Love Go」「Good Thang」

*62:Play

*63:Bambi

*64:I'll remember you

*65:Arabian Dream」「Emotions

*66:「Feel So Real」「End of Eternity

*67:「Noisy」「No Music, No Goodies」

*68:Believe」「Regnet Som Faller」

*69:Paradise

*70:2021年大会まででスウェーデンがEurovision決勝進出を逃したのはこの楽曲のみ

*71:Jan Johansen「Se på mig」、Jill Johnson「Kärleken är」、Carola「Invincible」、Charlotte Perrelli「Hero」、Anna Bergendahl「This Is My Life

*72:Charlotte Perrelli「Take Me To Your Heaven」、Afro-Dite「Never Let It Go」、Andreas Johnson「We Can Work It Out」、Shirley ClampBurning Alive」など

*73:Brandur「Lullaby」、Anna Bergendahl「This Is My Life」、Timoteij「Stormande Hav」など

*74:Lina Hedlundの同名楽曲のカバー

*75:過去にShirley Clampなども3回連続出場経験を持つ

*76:つまりTomomi Kahala OR Klara Hammarströmということ

*77:日本語に訳すと「金、汗、涙」←DIVA