ザ・ライフ・オブ・ワタシ

平凡の中の華やかを

2020年 すきな曲

 2020年もあと2週間ほどで終わり。今年も浴びるように大量の音楽を聴いてきました。ありがとうサブスクリプションサービス。こうやって見返してみるとどれも素敵な作品ばかりで、今年もこうやって音楽に助けられてきたのだなとしみじみ。

 好きな曲があまりに多すぎて、各アーティスト1曲ずつという決まりを自分で作りました。それではこちらももったいぶってカウントダウン形式でどうぞ。

 

100. MICHELLE「UNBOUND」

99. Disclosure「Tondo」

98. Arca「Nonbinary」

97. Victor Leksell「Om igen」

96. AAAMYYY「Utopia」

95. Jordana「Divine」


 94. Bastille「Admit Defeat」

93. Grimes「Delete Forever」

92. Perfume Genius「On the Floor」

91. Sunni Colon「Penny for Your Thoughts」

 

90. RAYE「Natalie Don't」

89. Becky and the Birds「Wondering」

88. Carly Rae Jepsen「Comeback (featuring Bleachers)」

87. Silver Sphere「football game」

86. girl in red「midnight love」

85. Agnes「Fingers Crossed」


 84. NIKI「Switchblade」

83. Gus Dapperton「Post Humorous」

82. Queen Naija「Butterflies Pt. 2」

81. Nicklas Sahl「Say It Back」

 

80. Kyle Dion「That Don't Mean a Thing」


 79. Caribou「Never Come Back」

78. KAYTRANDA「What You Need (featuring Charlotte Day Wilson)」

77. Drake「Laugh Now Cry Later (featuring Lil Durk)」

76. The Naked and Famous「Everybody Knows」

75. Leven Kali「GET BY」

74. 折坂悠太「トーチ」

73. Park Hye Jin「Like this」

72. 070 Shake「Guilty Conscience」

71. Meghan Trainor「Nice to Meet Ya (featuring Nicki Minaj)」

 

70. Still Woozy「Window」

69. Alex Newell「Mama Told Me」

68. V6「PINEAPPLE」

67. 安斉かれん「GAL-TRAP」

66. Rejjie Snow, MF DOOM & Cam O'bi「Cookie Chips」

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65. HAIM「3am」

64. Róisín Murphy「Murphy's Law」

63. FLETCHER「Bitter (with Kito)」

62. Ty Dolla $ign「Ego Death (featuring Kanye West, FKA Twigs and Skrillex)」

61. Dorian Electra「Sorry Bro (I Love You)」

 

60. 森山直太朗「すぐそこにNEW DAYS」

59. A. G. Cook「Oh Yeah」

58. VanJess「Come Over」

57. Twice「MORE & MORE」

56. Jimi Somewhere「Bottle Rocket」

55. Harry Styles「Golden」

54. 川島明「Where Are You」


 53. Jeremy Zucker「Supercuts」

52. aiko「青空」

51. Alfie Templeman「Obvious Guy」

 

50. Holly Humberstone「Overkill」


 49. Jessie Ware「Spotlight」

48. Max Leone「The Beach」

47. Kiesza「Run Renegade」

46. Troye Sivan「EASY」

45. Kyle Lux「Softly」

44. Miley Cyrus「Midnight Sky」

43. Magdalena Bay「How to Get Physical」

42. 1010 Benja SL「Dobby」

41. Greyson Chance「Dancing Next to Me」

 

40. Ryan Beatty「Evergreen」

39. Daya「First Time」

38. NiziU「Step and a Step」

37. Namasenda「Dare (PM)」

36. That Kid「Taco Bell」

35. Kylie Minogue「Magic」

34. Kim Petras「Malibu」


 33. BTS「Dynamite」

32. joan「try again」

31. Phoebe Bridgers「Garden Song」

 

30. Julia Michaels「Lie Like This」

29. Charli XCX「enemy」

28. Taylor Swift「exile (featuring Bon Iver)」

27. Jacob Banks「Stranger」


 26. The Vamps「Would You」

25. 阿部芙蓉美「凪」

24. Mei River「17」

23. JORDY「Things I Never Said」

22. Bree Runway & Yung Baby Tate「DAMN DANIEL」

21. Dirty ProjectorsOverlord

 

20. Christian French「i think too much」

19. Banoffee「One Night Stand」

18. 宇多田ヒカル「誰にも言わない」

17. Phil Good「Living with No One」

16. 鬼束ちひろ「書きかけの手紙」

15. U.S. Girls「4 American Dollars」


14. Jockstrap「The City」

13. Rina Sawayama「Bad Friend」

12. Declan McKenna「The Key to Life on Earth」

11. Kacy Hill「I Believe in You (featuring Francis and the Lights)」

 

10. Dua Lipa「Levitating」


 9. Bren Joy「Freezing」


 8. Bronze Avery「Boys!」


 7. TENDRE「Hope」


 6. Jónsi「Swill」


 5. Lady Gaga & Ariana Grande「Rain On Me」


 4. 三浦春馬「Night Diver」


 3. Joesef「The Sun Is Up Forever」


 2. Ethan Gruska「Enough for Now (featuring Phoebe Bridgers)」


 1. butaji「中央線」

 

 

 

2020年 すきなアルバム

 時間が経つのは本当に早くて、もう年の瀬が迫っている。街ではクリスマスのイルミネーションが至る所で光っているし、Twitterのタイムラインでは1年を振り返る投稿が目立ち始めた。自分だけが時間の流れに取り残されているような気がする。待って~。

 毎年、12月には好きなアルバムなどを選んで振り返るようにしていて、今回は友人と2人で簡単なルールを決めて選ぶことにした。そのルールがこれ。

  1. リリースされた期間が2019年12月~2020年11月のもの(そのため数枚は昨年のものと重複しています)

 本当に単純なルールなのだけど、友人と「やろう」と決めたり、ルールを定めたりしたことから、何となく責任感が生まれて、今年はちゃんと選ぶことができた(昨年は楽曲の方はさぼった)。

 この記事では、まずはアルバムを振り返りたいと思う。もったいぶってカウントダウン形式でどうぞ。

 

50. Wilsen『Ruiner

49. A. G. Cook『Apple

48. Låpsley『Sadness Is a Shade of Blue

47. 鬼束ちひろHYSTERIA

46. Sylvan Esso『Free Love

45. HAIM『Women in Music Pt. III

44. Empress Of『I'm Your Empress Of

43. Lianne La Havas『Lianne La Havas

42. Chloe x Halle『Ungodly Hour

41. TTRRUUCES『TTRRUUCES

40. The Weeknd『After Hours

 

39. Conan Gray『Kid Krow

38. NCTNCT RESONANCE Pt. 2 - The 2nd Album

37. Allie X『Cape God

36. SONIKKU『Joyful Death

35. Alicia KeysALICIA

34. Leven Kali『HIGHTIDE

33. TENDRE『Life Less Lonely

32. The VampsCherry Blossom

31. iri『Sparkle

 

30. Ryan Beatty『Dreaming of David

29. Westerman『Your Hero Is Not Dead

28. U.S. Girls『Heavy Light

27. Queen Naija『missunderstood

26. NNAMDÏ『BRAT

25. Taylor Swift『folklore

24. 井手健介と母船『Contact From Exne Kedy And The Poltergeists

23. Christian Kurla『Borderline

22. Dagny『Strangers / Lovers

21. Peter CottonTale『CATCH

 

20. Ava Max『Heaven & Hell

19. The Naked and Famous『Recover

18. Owen Pallett『Island

17. GeorgiaSeeking Thrills

16. Carly Rae Jepsen『Dedicated Side B

15. Harry StylesFine Line

14. Various Artists『SLENDERIE ideal

13. Mom『21st Century Cultboi Ride a Sk8board

12. Phoebe Bridgers『Punisher

11. Kacy Hill『Is It Selfish If We Talk About Me Again

 

10. 小袋成彬Piercing

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9. Starchild & The New Romantic『Forever

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8. KAYTRANADA『BUBBA

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7. Charli XCX『how i'm feeling now

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6. Kylie MinogueDISCO

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5. Kiesza『Crave

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4. Jessie Ware『What's Your Pleasure?

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3. Ethan Gruska『En Garde

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2. Rina Sawayama『SAWAYAMA

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1. Dua Lipa『Future Nostalgia

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 色々な人たちと話してきたけど、2020年は音楽を含むあらゆることの存在意義を再確認させられた年だったように思う。新型コロナウイルスの蔓延によって社会活動がストップした中で、人とのつながりやエンターテインメントの重要性は身をもって知らされた。『Future Nostalgia』は一連のプロジェクトとしてオンラインライブ含め楽しませてもらったし、『SAWAYAMA』では、日本出身のアーティストがこうやって自分の出自にプライドを持って音楽作品を発表して世界的に評価されたことが同郷の者として素直に嬉しかった。また来年も楽しみなリリースが沢山控えている。来年はまたコンサートで生の音楽を楽しめますように。

最近あったこと・思ったことたち

 10月23日、高校時代の部活のメンバーとの飲み会。映画研究部という部活で映画撮影をしていたのだが、何となくいつも浮いた感じがしていて、卒業後の集まりなどもあまり参加していなかった。数人を除いて、当時の部員と会うこともほとんどなくなっていた。いつの間にか自分以外の人たちも疎遠になっていたようだった。先日、当時自分たちが撮影した自主映画がどこかの動画ストリーミングサイトで配信されることになったとの知らせがきっかけでLINEグループが動き出した。ZOOM飲み会をはさんで高校卒業ぶりに集まったメンツは変わらなかったり、変わったりしていた。キャッチのお兄さんを華麗に振り切る同級生に感動したり、変わらないままの面倒さだったり、それらすべてが懐かしくてどこかいとおしさすら感じたのが、一番の変化だったのかもしれない。また数年に一度のペースで会えたらきっと面白い。

 10月24日、大阪・梅田駅のHEP FIVEから飛び降りた高校生に当たった大学生が亡くなったというニュース。投身自殺の巻き添えを食らった形だった。大阪の方とお付き合いしていたこともあってHEP FIVEには何度か行ったことがあった。あの場所で二人が亡くなったのだと、関係ないながらに何となく落ち込む。2020年1月~9月の日本国内自殺者数は約15,000人だという。1ヵ月に1,660人以上、1日に55人ほどが自殺で亡くなっているという現状。自分は運のいいことにまだ生きていて、今のところ自殺を試みたことはない。でも時たまそれが頭をよぎることはあるし、多分どれだけ精神的に健康な人でも一度や二度くらいは頭をかすめてしまったことがあると思う。死にたさの種はどこにでもあって、実際に行動に移してしまうか否かの違いはそれがどこまで育ってしまうかだけなのだと思う。早いうちに芽は摘まなくちゃいけない。自殺者をゼロにすることは恐らく不可能だし、もしかしたらあの世で「死んでよかった」と思っている人も少なくないかもしれない。生き続けることが最善じゃないかもしれない、けど周りの人たちが自ら命を落としてしまうのは本当に嫌だなと思う。これは残された者のエゴかもしれないけど、「何かできたんじゃないか」「相談してくれれば」と後悔の念に駆られたり詮索してしまったりすること間違いなし!できたことなんてきっとないのにな。

 午前10時から午後3時まで、Webインターンシップに参加した。2日間のインターンシップの2日目。Webインターンシップってなんだよ、1dayインターンシップってなんだよ、インターンシップってなんだよ、と思うことが多々あるが、大多数の人がもう忘れてしまっている気がする。1日目の内容を受けて、2日目では各自でプレゼンテーション・グループワークをすることになっていた。まずは8人のグループ内で各自のプレゼンを発表後、4人ずつのグループに分け、その中で最もよいアイデアをブラッシュアップし、最後に代表者が約30名の前で発表という形だったのだが、わたしのアイデアが選ばれたので緊張しながら30人の前で発表する羽目になった。初めの8人に含まれていたが別のグループに分けられた方がわたしのアイデアを思いきり盗みに来ていて腹が立ったが、きっと社会に出ると人の成果を横取りする人がいくらでもいるのだろうなと半ば諦めの念。

 10月25日。コロナ以降何度目かの大掃除。きれいな箱や袋を見ると「いつか使うだろう」と溜め込んでしまうくせがあって、なかなか抜けない。iPhoneSurfaceを買ったときの箱や、以前お付き合いしていた方に頂いたMHL.の腕時計が入っていた箱など、サイズを考慮しても恐らく一生使い道のないものたちが丁寧に溜められており、今までの大掃除の際も頭の中のこんまりがときめいていたのでそのままにしていたのだが、今回ようやく処分することができた。一気にスペースができて、私は何に固執していたのだろうかと思った。大掃除していると明らかにただのごみであるものから、メルカリで売れそうなものまである。先日、母親が学生のころの「クレヨンしんちゃん」のしゃべる目覚まし時計をメルカリに出品したらそれなりの値段で売れて驚いた。

 10月26日、久々にアルバイト先に出勤すると、職員の方と作っていた地図が完成していた。既存の地図が古くなってしまい、データ化していつでも新店舗などに対応できるようにしようと、1か月以上前から職員さんとPC操作のできるアルバイトで少しずつ作っていたものだった。既存の地図をスキャンし、Excel上で図形などを作りなぞっていくという気の遠い作業であったし、これが最適解なのかも分からなかったが、何度も失敗しながら根気よく続けた結果、前のものよりも見栄えがよいものが出来上がって達成感もひとしおだった。傍から見たらすごく小さな成果かもしれないけど、みんなで何かを作り上げる喜びが22歳にして初めてわかったような気がした。今よりさらに斜に構えていたころに比べて、正直にうれしいと感じられるのは幸せだなと思う。

 10月27日、大学が終わり、高校時代の友人たちと集まる前にタワーレコード藤井隆主宰のコンピレーションアルバム『SLENDERIE ideal』を購入する。元々CDが売れなくなっていたところにコロナ禍で客足が更に遠のいていると元同僚から聞いていたので、以前アルバイトしていたタワレコに。CDを買うことは何だかんだでたまにあるのだけど、店舗に足を運んで買うのはとても久々のことだった。SNSやストリーミングサービスの普及につれて、CDショップは「最新の音楽を発見する場所」ではなくなったけれど、やはり音楽が好きな人が集まる場所として、できるだけ長く続いてほしいと思う。懐かしい先輩や同僚たちに挨拶することもできて嬉しかった。

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 そもそも今回のCDをタワレコで購入したのは、元バイト先に貢献という大義名分もありつつ、特典目当てのところもあった。このアルバム、特典商法が実にうまくて、Amazonで購入するとデカジャケ、楽天ブックスで購入するとクリアファイルがもらえ、HMVで購入すると暗黒天使・藤井隆と1分間のテレビ通話が、リミスタで購入するとオンラインサイン会への参加ができる。タワレコでの購入特典はアナザージャケット。収録されている11曲すべてがシングル曲(という設定)のこのアルバム、各楽曲をイメージしたジャケット写真が特典だった。配信版では実際にそのジャケットを用い、各曲シングルとしてカラオケ版とともにリリースされた。

 椿鬼奴レイザーラモンRG、伊礼彼方、早見優、そして鈴木京香…と藤井隆がSLENDERIE RECORDからプロデュースしてきたプロジェクトを見ると、本当にこの人は裏方に回るのが好きなんだなと思う。後藤輝基本田美奈子の楽曲を依頼するセンスもだし、暗黒天使の「Dirty Angel」のアニソン"っぽさ"、そしてなんといっても早見優Giorgio MoroderKylie Minogueの「Right Here, Right Now」のカバーをさせられるのはもうこの世に藤井隆しかいない。元々藤井隆本人がKylie Minogueが好きで、自身のシングル「わたしの青い空」は彼女の曲をイメージして制作されたらしい。好きな曲を好きな歌手にカバーさせるって自分含めオタク気質のある人たちなら一度は頭の中でやることで、そんなオタクの夢を自らの知名度や交友関係、そして才能を存分に活かして体現してしまうのが本当にすごいと思う。

 かくいう自分も例外でなく、友人と海外の歌手に邦楽を歌ってもらうなら何がいいかなどと不毛な話をしたことがある。Camila Cabelloに歌わせたいのはどの曲かというので二人ともが中森明菜の楽曲と答えたのが面白かった(確かわたしが「DESIRE -情熱-」で彼が「ミ・アモーレ」)。来月加藤ミリヤがカバーアルバムを出すというが未だに収録曲が発表されていないので、勝手に歌ってほしい曲を考えてみた。

 清水翔太青山テルマといった盟友たちの楽曲はもちろん、母性愛に溢れた「Just You and I」、怨念ソングの「あなた」「喝采」など、歌うミリヤの姿を妄想しては喜んでいる自分がいる。誰にも迷惑をかけない遊び。

 10月28日。大好きな歌手、倉木麻衣の誕生日。わたしが小学生だったころから応援していた彼女も38歳。わたしも22歳。来年はまた生で観ることができたらいいな、と祈る。LINE LIVEで行われた彼女の誕生日トークライブの配信を観終わったあとTwitterを見ていると、自分と同い年の女性が介護に疲れ、祖母を殺害したというニュースが流れてきた。

mainichi.jp

 この家庭に対して色々な想像はできるけど、わたしにとやかく言う権利もない。ただ、「他人事ではないな」という気持ちだけが込み上げてきた。普段は無意識的に見ないように目を背けているけれど、祖母ももう70代。元々常に何かをしていないと気が済まない性分で(私は完全にこれを受け継いでいる)、今も家事をメインでこなしながら、近所の集合型老人ホームで清掃員のパートもしている。とはいえ常々足腰の痛みは訴えているし、ちょっとした物忘れも数年前に比べて増えた。もし介護が必要な状態になってしまったとき、我が家の経済力ではとても老人ホームやデイサービスに通えさせられるとは思えない。どうしても考えたくないことは逃げてしまいがちだけど、まだ健康と言えるうちに家族の間でこういった話の機会を持っておくことも大切だと思った。

Peter Thomasについて語りたい

 10月9日、推しのミュージシャン、Peter Thomasが新曲「No One」をリリースしました。なんとあの「i hate u, i love u」のヒットで知られるgnashが客演参加!

 個人的には待望のリリースであっただけにかなり嬉しかったのですが、その反面、ほとんど話題にならないことがもどかしく、今回はPeter Thomasの今までの仕事と私がなぜ彼を推さずにはいられないのかをご紹介。

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 Peter Thomasはロサンゼルスを拠点に活動するシンガーソングライター。Eric Leva、Brett McLaughlin(Leland)、Allie Xなど、なぜか私は昔からLA拠点のSSWに惹かれる傾向があります。ここ界隈はお互いに繋がっているのが沼要素。

 ソングライター/プロデューサーとしての代表曲はP!nkの「Walk Me Home」やHilary Duffの「Sparks」など。また、「Somebody Loves You」などで知られるBetty Whoとはバークレー音楽大学時代から知り合いで、彼女のデビュー当時から現在までソングライターやプロデューサーとしてクレジットに名前を連ねています。最近は偶然ながら、私が愛してやまないFelix Sandmanの「Boys With Emotion」にもクレジットされています。

 そのほかSelena GomezやAva Max、Ingrid Michaelsonなど錚々たるメンツの楽曲を手掛けている彼ですが、2018年には今や飛ぶ鳥を落とす勢いのSSW、Lelandとの共作でCarly Rae Jepsenの「Run Away with Me」のカバーを発表。シンガーとしてもデビューを果たします(ここまでの情報ですでにポップスファン歓喜だと思う)。

 2019年7月に発表した「Watching TV With The Sound Off」からはシングルを立て続けに発表し、今年初めにはEP『Attatchment』をリリースしました。ビジュアル面にもこだわっており、一連のシングルのMVはJoe DeSantisという監督が担当。彼はこれまでにBronze Avery(こちらもわたし一押し)やAnna ClendeningなどのMVも手掛けています。

 そして、そこから約8か月ぶりの新曲となったのが今回の「No One」。ベッドルームポップ感のあるサウンドとポップミュージシャンならではのキャッチ―なメロディー、そしてリアルで切ない(ときに微笑ましい)歌詞が彼の楽曲のポイント。

 また私が推してやまないのが、彼とパートナーのJack Newsomeとの関係。同じくミュージシャンとして活動するJack Newsomeはボーイバンド出身のシンガーソングライター。これまでにMeghan TrainorやGreyなどの作品に関わっており、昨年にはアメリカのテレビ番組『Songland』にも出演。

 Peterの楽曲「Look at What We've Done」にはバッキングボーカルとして参加。究極の惚気ソングでニヤニヤが止まらない。そして、 お互いがインスタで頻繁に投稿する二人の写真やストーリーズがめちゃくちゃかわいいくて常に癒されます(ここまでくるともうあんまり音楽は関係ないですね)。

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 曲よし、ビジュアルよし、おまけに可愛いパートナー付。ここまで散々個人の趣味について書き散らかしましたが、いかがでしたでしょうか。少しでもPeter Thomas(とJack Newsome)の魅力が伝わればと思います。

 現在、Peter Thomasの新曲と共に、彼がソングライターとして参加したLost Kingsの新曲「Oops (I'm Sorry) [featuring Gashi and Ty Dolla Sign]」がリリースされたばかり。ぜひ両方チェックして、ストリーミングして、私と一緒に彼にお金を落としませんか。

 また、私のようにこのあたりの男性SSWがお好きな方はよければこのプレイリストを覗いてみてください。また新しい発見があるかも。

 

「No One」 by Peter Thomas & gnash

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Apple Music

Spotify

すきなことを書く

 「友人とZINEを作ろう!」という話になり、試作品として3ページとにかく好きなことを書いてみたのが2ヶ月前。結局その話は頓挫して、そのときに勢いで加入したIllustratorの月額だけが引き落とされています(解約料がかかる)。非常にもったいないので、紙媒体ではなく、こうやってブログに掲載する形で細々と続けていければいいなと思う。画像のほかに、PDFでも作成しました。記事下部のリンクからDropboxでダウンロードできます。

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PDFはこちらから(Dropbox)

最近のこと

 この1~2週間でコロナウイルスを取り巻く状況は大きく変化した。街に出て友人と会うことはできなくなったし、既に決定していた対面式のインターンシップがオンライン開催に変更になった。栄にある名古屋のシンボル、テレビ塔オアシス21の水の宇宙船の色が「警戒」を示す黄色から、「厳重警戒」を示すオレンジ色になった。

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6月21日に撮影した写真。この頃は市民応援のために虹色だったテレビ塔オアシス21も、今は緊張感のあるオレンジ色に。街のシンボルが危険を示す指標になるのは少し悲しい。

 コロナウイルスばかりの日常に正直疲れてしまうことも多くて、情報は適度に取り入れねばと思う。無闇に目に見える数字に踊らされず、正しく恐れたい。

 先日、弘田三枝子の訃報を知った。訃報を知った祖母が「私と同い年だ」と言っていて悲しくなった。おばあちゃんっ子の自分、祖母もそういう年齢なのかと実感する。今でも清掃のパートをしている元気な祖母だが、いつの間にやら数年前に亡くなった祖父の享年を超えている。若い頃から仕事、家事、子育ての三足のわらじで忙しく生きてきた祖母なので、健康な今のうちに若い頃忙しくてできなかったことを体験してほしいと思う。と同時に、当の本人は「忙しい」と言いながらも生き生きとしているので、仕事や家事が好きなのかなとも思う。一度自分が航空券とホテル代金を払うという条件で台北旅行に誘ったが断わられた。一緒に旅行したいと思うのはたぶん自分のわがまま。

 アルバイト先の同僚の方がradikoのタイムフリー機能は(制約付きで)無料だということを教えてくれた。今までラジオはテレビ番組と違って決まった時間に聞かないといけない、ということでどうしても敬遠しがちだったのが、急に敷居が低くなった。どうやら音楽メインの番組はタイムフリー視聴できないようなのだが、これからは「オードリーのオールナイトニッポン」が好きなときに聞ける。「松尾潔のメロウな夜」は毎週月曜日に聞かないといけない。仕方ない。


 

 松尾潔のメロウな夜」で紹介されていたシンガー、Bren Joy。まんまとハマった。

 再びの自粛生活でアルバイト以外はほとんど家にいるので、読書が捗っている。ドキュメンタリー本はほとんど読むことがないので「誰が音楽をタダにした?」は時間がかかったけど、そのあと「アルゼンチンババア」と「るきさん」を立て続けに読んだ。今は「英子の森」と「星の王子さま」を並行して読んでいて、そのあとに「Spotify 新しいコンテンツの誕生」が控えている。「星の王子さま」は永遠のスタンダードとして読み継がれているのになぜだか21年間ご縁がなかったので、この暇な時間を利用して初めて読んでみている。

 機会を逃し続け4年、遂に自動車学校に通い始めた。就職活動を始めるにあたり、運転免許を保持していないことのディスアドバンテージに気づいて、焦って入学した。8月はどうやら学生たちが殺到するようで、なんと今日時点で月末までの教習予約が埋まっている。それゆえまだ座学の講義しか受けていないのだけど、教室で教科書を開くのは恐らく2月ぶりなので、少し不思議な感覚。居眠りしないように頑張る。

 

5月24日(6月11日に編集)

 ここ数年間恐れていたことがもうすぐ始まる。就職活動。ポストコロナの就活がどうなるかは未知数だけど、「例年よりは厳しくなる」と、テンション高めなマイナビTVの司会者が言っていたので、恐らく厳しくなるんだろうと思う。

 コロナウイルスがイギリスで蔓延し始めてからあっという間に帰国してしまい、5月後半ごろまでは何事もやる気が出ないモードだった。帰ってきて正解だったと自分に言い聞かせてはみるものの、コロナがなければできたことを考えてしまうと心が沈むこともあった(パリ旅行、最後の3週間で出会った新しい友人グループのこと、また遊ぼうねの約束が果たせなかった友人のこと、ちょっと好きになりかけていた人のこと)。やっと日本国内での流行も収まりはじめ、着実に日常が戻ってきている。アルバイトも10日ほど前にようやく再開して、日々のリズムを取り戻しつつある。

 先日、スーツを着て証明写真の撮影に行った。今までスーツを着る機会がほとんどなくてネクタイを締めるのも一苦労だったけれど、写真に写った自分の顔を見ると、何だか憂鬱な気持ちになった。これからわたしはだんだんつまらないにんげんになっていく。今の自分が興味深い人間だなんて全く思わなくて、就職活動に向けた自己分析をしたり、「ガクチカ*1」を考えるたびに今までの自分が社会にとって置き換え可能な人間なのだなとつくづく思わされる。それなりの高校を出て、それなりの大学に通っている、それなりの21歳男性(ゲイ)。

 Stay Homeで退屈だったので本でも読もうかと、友人と3人でお互いに勧めたい本を送り合った。友人が就職活動中の面接でこの話をしたときに「いいお友達をお持ちですね」と言ってもらえたらしい。いいお友達こと、俺。受け取ったのは平野紗季子さんの「生まれた時からアルデンテ」と筒井康隆の「残像に口紅を」。「生まれた時から~」の方は読み終わったのだけど、今まで自分がいかに食に無頓着だったかに改めて気づかされる。以前お付き合いしていた人が季節の節目節目を大事にしている方で、自分がただ直線に伸びる日々を過ごしていたことに気づかされたように、またここで自分自身の味気なさや無意識さに少し悲しくなる。それでいいのかもしれないし、それではいけないのかもしれない。でも、小さい頃に大人が言っていたことは後から考えるとやはり正しいことが多くて、「お米は農家さんのことを思って最後の一粒まで残さない」とか、そのレベルの想像力が常に心にあれば、もっと自然に食を楽しむこともできるようになるのかもしれない。

 同性愛者の出会いに優しくない社会なので(これは言い訳ではない)、デーティングアプリを使っている。他人の「好きな音楽」欄に「洋楽」と書いてあると、少し癪に障る自分がいる。そもそも洋楽(=西洋音楽)という括り自体が2020年的ではないと思っているし、回りまわってそれは日本人の英語力の低さや国際理解の遅れにも繋がっているのではないですか。知らないけど。好きな音楽に「乃木坂46 米津玄師 洋楽」などと書いてあると何だよと思う。それなら私は「邦楽」と書こうかと思うけど、結局、「宇多田ヒカル」とか人気があってセンスもいいと思われがちな人を書いてみる。一番ずるいのは自分。

 ここ最近は木村花さんの訃報や、George Lloydさん殺害に端を発する抗議運動などについてSNSでよく見かけた。木村さんについて言えば、自分は「TERRACE HOUSE」も観たことがないし、彼女のことも訃報を耳にするまで知らなかったけど、KARAのク・ハラさんや、「Love Island」のMike Thalassitisさんとか、世間のバッシングによる死が近ごろ目に余る。結局、志村けんさんのコロナウイルスの死がインスタントな「教訓」にされてしまったように、俗に言うアンチの人たちは居なくなるはずもないのだけど。「死を無駄にしない」って何なんだろう。次は木村さんのアンチ叩きが始まったらしく、もうやめてくれよと思う。「彼女の死を無駄にしない」と声を上げる人たちが善意を武器に他人を苦しめてしまう。「自粛警察」だとか捻じれた善意がまた人を傷つけることが最近多くて、それは気づかぬうちに自分も加担しているのかもしれない。結局、全員が幸せになれる方法はないのだけれど、少しでもみんなが幸せになれたらいい。木村さんを死に追いやった人たちはもしかしたら自覚がないまま終わっていくのかもしれないけれど、私たちは言葉で人が死ぬことを絶対に忘れてはいけない。言霊って言葉をつくった昔の人はすごい。

*1:学生時代に力をいれたこと