ザ・ライフ・オブ・ワタシ

平凡の中の華やかを

4月28日

 本当に毎日11時に起きている。どうせ何時に寝ても11時に起きるのなら、と午前3~4時頃に寝て11時に起きる生活。GW明けにはアルバイトが再開する予定なので、それまでにリズムを整えねばとは思うのだけれど。

 イギリスのDJ、SONIKKUがBBC「Diplo and Friends」に出演したときのDJミックスが公開されていたので聴く。来日経験もあるSONIKKUを知ったのはついここ数か月前のこと、この曲を聴いたのがきっかけだった。

 

 前日リリースされたデビューアルバムにはLIZやLittle Boots、Douglas Dareなど、個人的に「おっ」というメンツばかり。今回のDJミックスにはCharli XCXやBjörkも使われていた。

  お昼に焼きおにぎりを作って食べる。こういう簡単なものしか作れないので自分がイギリスでどう生き延びたのか自分でもよくわかっていない。冷凍食品も日本みたいに充実しているわけではなかったし。週1で冷凍ピザを食べていた。恋しい。

 Yahoo!ニュースのトップで面白い記事を見つけた。NHKが完全テレワークで制作したドラマ「今だから、新作ドラマ作ってみました」を放送するらしい。脚本家の森下佳子さんの「非常時においてのアートやエンターテインメントの役割の一つは心のワクチンであることだと思ってます。」という言葉に強く共感する。映画や音楽、本がなかったらもう1ヶ月を越えた自粛生活も耐えられなかったと思う。だからこそ経済的に支援されるべきだし。

 mudaさんのブログを読んで、Lorde『Melodrama』を聴き直す。mudaさんは「Supercut」が好きと仰っていて、自分はどの曲が一番好きかなあと考えるけど、取捨選択が苦手な自分なのでなかなか決められない。恐らく「The Louvre」かなあ。アルバム全体を通して彼女の失恋を歌っているいわばコンセプトアルバムのような作りなのに、「メロドラマ」と題してしまう彼女のセンスと勇気。


  またメルカリで出品していたものが売れた。数年前に購入して本棚に眠ったままだった雑誌。メルカリがなかったら捨てていただろうからありがたい。二日連続で郵便局に行ってメルカリの発送をするのが何となく恥ずかしいので明日にしようかと思ったら、昭和の日で休みだということに気づく。2日間も待たせるのは相手に悪いので、仕方なく家から二番目に近い郵便局まで歩くことにする。こういうときに気にせず最寄りの郵便局に行けたらいいのに。

 「YouTube Music Week STAY HOME #Withme」というキャンペーンの一環で、倉木麻衣のライブ映像がYouTubeで配信決定した。先ほどのNHKのドラマもそうだけど、自粛ばかりの生活の中でこうやってエンターテインメント界の人たちが工夫して楽しませ続けてくれることはとても嬉しいし、アルバイトに復帰したらちゃんとお金を落としていきたいと思う。コロナウイルスの影響で倉木麻衣のライブ映像作品が発売延期になったのだけど、その一部を無料公開してくれる懐の広さに頭が上がらない。block.fmの「BLOCK.FESTIVAL」や宇多田ヒカルの「自宅隔離中のヒカルパイセンに聞け!」など楽しめる企画がこれからも目白押しで嬉しい。

 ここ数日、もしかしたら数週間、とにかく長い間取り組んでいたワークブックをやっと終えた。この講義には何かと時間を取られていたので開放感。江國香織『つめたいよるに』を再び読み進める。「桃子」という話がとても不思議で面白かった。この短編集に収められている話は(いまのところ)みんな現実離れしているのに、地に足の付いた温かさを持っている、気がする。「桃子」を読み終えたあとは、Felix Sandman出演の『クイックサンド: 罪の感触』を観る。第2話まで観たところで3時になってしまったので、次回以降はまたの機会に観ることにする。

桃子

桃子

  • 作者:江國 香織
  • 発売日: 2000/11/01
  • メディア: 単行本
 

 「桃子」は「ねぎぼうずのあさたろう」シリーズの飯野和好さんによって絵本化もされているらしい。

 数年前に読んだ事故加害者の女性のインタビュー記事にあった「自分の人生を取り巻く状況は本人が作り出すものだと、多くの人が信じている。怒っている人の目には怒りや敵意に満ちた世界が見えるし、愛情豊かな人は優しく寛大な世界に生きているのだと。」が好きで、iPhoneのメモ帳にずっと残してある。言われてみれば当然のことなのだけど、今の世情を見て少し苛立つ自分にもう一度この言葉を言い聞かせたいと思った。もちろん怒るべきときは怒らないといけないし、その裁量ってとても難しいな。