ザ・ライフ・オブ・ワタシ

平凡の中の華やかを

まちぼうけ

2月24日、あるニュースが飛び込んできた。

「黒沼英之」の4文字をこういった媒体で見るのは本当に久々だ。

昨年の小袋成彬のデビューに続き、色々な感情で頭が混乱してしまった。彼の場合は活動の拡大ということだったが、黒沼英之に関しては2014年9月から凡そ4年半ぶりのニュースだったので喜びも一入だ。


声は違えど、少し不器用で複雑で、暖かい歌詞は黒沼くんそのものだ。しかもアレンジは数々の黒沼作品を手掛けてきた湯浅篤。

 

中学生のころから、黒沼くんの音楽にどれだけ救われてきたことだろう。「パラダイス」のCDを買うと応募できたライブは、受験生ということもあり、遂には行けなかった。当選はがきだけが今も大切に保管されている。

彼が活動休止してしまってから、そのライブに行かなかったことは大きな大きな後悔になってしまった。彼が不在の間にも、過去のインタビュー記事を読んで、彼の好きなよしもとばなな川上未映子の本を読み漁った。彼の楽曲の世界観の根源を垣間見る気持ちで。

 

2月27日、「baby i love you」がリリースされた。黒沼くんの書く歌詞はやっぱりいつも優しい。愛に溢れているのに、どこか自信なさげなところが人間らしくていい。今日は彼のCDを引っ張り出して聴こう。

Twitterではちらほらとキクチリョウタにも楽曲提供したという噂も。黒沼くんが活動を再開したということが何よりも嬉しい。すぐにまた歌ってほしいとは言わないから、いつかまた、黒沼くんの歌声が聴けたらそれほど素敵なことはない。